CULTURE社風を知る

クロストーク2─女性社員座談会─

お客様のために人を育てる東急グルメフロント

東急線沿線で外食サービスを展開する東急グルメフロント。生産年齢人口が減少していく時代において、女性社員の活躍は欠かせません。今回、女性社員の視点から東急グルメフロントで働く環境について、その実態を語ってもらいました。

PROFILEプロフィール

  • 堀 真奈美 MANAMI HORI

    TWG Tea 銀座 店長
    2013年中途入社

    幼少期から中学までピアノ、大学ではゴスペルを習っていたもあり、趣味は音楽鑑賞。最近は文房具集めに凝っている。ミニサイズのハサミやホチキスなど、オシャレな文房具があるとついつい買ってしまう。
    好きな食べ物は、お寿司、ラーメン、チーズケーキ。

  • 白石 成美 NARUMI SHIRAISHI

    タリーズコーヒー 青葉台駅店 店長
    2011年中途入社

    小学生の頃からバドミントンを続けており、今でも休日にプレーを楽しんでいる。漫画本を1000冊以上所持している。最近、着付けと礼節を習い始めた。
    好きな食べ物は、お米やパンなどの炭水化物系とアイスクリーム。

  • 高砂 七菜 NANA TAKASUNA

    しぶそばあざみ野店 店長
    2017年入社

    小学・中学時代はバレーボール部に所属していた。趣味は旅行、買い物とスタバ巡り。旅行に行ったときには、必ずご当地のスターバックスコーヒーへ行く。音楽はJPOPが好みで、Official髭男dismにハマっている。
    好きな食べ物は、チョコレートと韓国料理全般。

  • 雨宮 美夏 MIKA AMEMIYA

    営業部
    2019年入社(事業承継により東急グループ他社から転籍)

    中学では軟式テニス部、高校ではサッカー部のマネージャーをやっていた。
    好きな食べ物は、肉料理やラーメン・クレープなど。

仕事について

お客様はもちろん、従業員にも満足してもらいたい

先ずは皆さんの仕事内容を教えてください。

TWG Tea銀座の店長として、主に店舗マネジメントを行っています。お客様への接客はもとより、社員の教育やアルバイトスタッフの採用・育成、在庫と廃棄食材の管理、スタッフの労働時間の調整、売上向上に向けた施策の立案など、仕事内容は多岐にわたります。店舗として売上を伸ばしつつ、お客様や共に働くスタッフの満足度を上げることも私の仕事です。
白石
私はタリーズコーヒー青葉台駅店で店長をしています。堀さんと同じく、店舗運営を行うことがメインの仕事になります。また「シニアバリスタ」という資格を持っており、他のフランチャイズオーナーの店舗でもトレーニング指導を行っています。加えて東急グルメフロント(以下、TGF)の新入社員の教育を行う「指導店長」の役割も担っています。
高砂
私も、しぶそばあざみ野店で、店長をしています。商品の調理や提供、食材の発注、新規パート・アルバイトスタッフの採用業務などを行っています。将来的に店舗をマネジメントすることを意識しながら、今は現場の最前線で仕事をしています。
雨宮
現在、部署内の事務業務全般を担当しています。私は以前、東急グループ内の会社に勤務しており、TGFへの事業承継に伴い、2019年の8月に転籍してきました。総務関係の業務を担当しており、社員の健康診断や年末調整などの取りまとめや、請求書のデータ入力、スケジュール作成など幅広い業務を担当しています。他の3名とは異なり、裏方で会社を支える管理系の仕事です。

入社理由

アットホームな東急グルメフロント

皆さんの入社理由は何でしょうか?

白石
私は学生時代にCM制作を学んでおり、「30秒で人を感動させる仕事がしたい」と思っていました。もともと当社のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)でアルバイトをしており、この外食という仕事もお客様との接点で、「30秒の感動」をもたらすことが可能であることに気づきました。業界は違えど、「感動」を軸にTGFへの入社を決めました。
私もきっかけはアルバイトでした。カフェの専門知識や技術が得られる場所で働きたいと考えていた中でTWG Teaを知り、当時はまだ国内に1店舗しかないという希少性にも惹かれ、アルバイトからスタートしました。そこから様々な業務を経験するにつれ面白みが増し、正社員試験を受けようと決意しました。その時のマネージャーや店長が温かくフォローしてくれたことも、入社理由の一つです。
白石
雨宮さんは店舗経験をされていないと思いますが、なぜTGFに入社しようと思ったのですか?
雨宮
同じ東急のグループ会社からの事業承継がきっかけではありますが、アットホームな社風が非常に魅力的でした。慣れ親しんだ前社で仕事を続ける選択肢もあり、直前まで悩みましたが、社員の方々と話をする中で、歓迎してくれるような雰囲気を感じ、ここでなら、さらに成長できそうだなと思い転籍を決意しました。
高砂
「アットホームな雰囲気」は私も同意見です。私は新卒での入社ですが、就職活動で当社の座談会に参加した際、先輩社員同士の距離の近さがとても印象的でした。
私たちはお客様へのサービスが中心の仕事ですから、働くスタッフの「雰囲気」はとても重要ですよね。

仕事の醍醐味

スタッフの成長が、自分の喜びに

そんな中で、仕事の醍醐味はどんなときに感じますか?

高砂
パート・アルバイトスタッフと連携して店舗を運営するのは、とてもやりがいがあります。ピークの時間は忙しくて慌ててしまう瞬間もありますが、互いに協力し合って乗り越えられたときの喜びはひとしおです。また自分が採用に関わったアルバイトスタッフを指導し、やがて一人前に育っていく姿を目の当たりにすると、本当に嬉しく思います。
雨宮
店舗勤務ならではの醍醐味ですね。私は逆に、そうした現場の方々を支える役割ですので、店舗勤務の社員の皆さんから「いつもありがとう」とねぎらいや感謝の言葉をもらえたときに、やりがいを感じます。「自分も頑張らなきゃ」と、モチベーションになります。堀さんはいかがですか?
私はお客様とダイレクトなやり取りの中で喜んで頂ける機会が多いことや、自分の想いを店舗運営に反映させることができる点が醍醐味だと思っています。接客業ですので、お客様の笑顔が見られると、私も幸せな気持ちになります。
白石
とにかく人と接するのがこの仕事の特徴ですよね。私は入社して約10年経ちますが、お客様や従業員と築き上げていく人間関係は、永く働くほど厚みが増していくように感じます。別店舗に異動になっても、異動先まで足を運んで下さるお客様や、顔を見せにきてくれるスタッフがいて、仕事冥利に尽きます。
高砂
私も仕事を通した人との出会いは、本当にかけがえのないものと感じています。白石さんは指導店長も担当されているので、なおさら実感できるのではないでしょうか?
白石
自分だけではなく、従業員の成長を見られるのは本当に嬉しいものです。新入社員であれば、最初から仕事ができる人なんてほとんどいません。社内の研修や店舗での実務経験を通じて、仕事を覚えていきます。一つひとつ吸収していき、自分のスキルとして身につけようとする意識がとても大事なんだと思います。
雨宮
高砂さんは新卒入社ですが、そのあたりの学習する環境はいかがですか?
高砂
入社後1年間、2週に1回火曜日に各店舗に配属された新入社員全員を一同に集めて、研修を行う「火曜講座」という制度があります。ここでビジネスマナーや原価管理といった、基礎的な知識を身につけることができます。しっかりとした研修制度が整っているからこそ、店舗での経験がより実りのあるものになりますね。

働く環境

周囲の理解があるから、育児中も働ける

では働く環境として、TGFの良さと、課題点はいかがでしょうか?

店舗と本部の距離が近く、コミュニケーションが取りやすい点は良い環境だと感じています。一方で、他業態の店舗を訪れる機会が少ないと感じます。配属店舗以外のお店を見ると、良い点・悪い点含めて様々な角度から店舗を捉えることができるようになります。多様なブランドを展開するTGFだからこそのメリットだと思うので、そうした機会を定期的に得られる研修制度があるとさらに良いですね。
高砂
それは面白いアイデアですね。私は入社してから日が浅く、経験値はまだまだ足りないと感じていますので、他業態を見ると良い学びの機会になると思います。ただ、外食業界は全体的に人手不足の状態です。そうした中で店舗の人員を確保しつつ、スタッフが成長できる仕組みをつくることが重要だと思います。
白石
人口が減少する中で、人手不足は社会全体の課題でもありますよね。TGFは店舗運営やスタッフ教育もある程度現場に任せてもらえるので、従業員の成長を肌で感じられるという良さもあります。店舗の負担が大きくなりすぎない範囲で、裁量ある仕事ができるとベストですね。
雨宮さんはお子さんがいらっしゃいますが、働くママから見たTGFはいかがですか?
雨宮
当社はそもそもコアタイムのないフレックスタイム制(※)を導入しています。ですから勤務時間に縛られることはありません。また時短勤務制度を利用して2時間早く帰宅させてもらっていますので、子どもの送り迎えなどは非常に助かっています。
高砂
子育てをする上で、会社や部署のサポートはいかがですか?
雨宮
業務の割り振りや依頼のタイミングなどで、私に負荷がかからないように気遣い頂いています。また子どもが急に発熱して、止むを得ず早退してしまったときも、「気をつけてね」と部署の方が一声かけてくれます。子育てをしながらの仕事は決して楽ではありませんが、周囲に支えられていることを実感しています。
  • フレックスタイム制:一定の期間にあらかじめ定めた総労働時間の範囲内で、社員が日々の始業・就業時刻、労働時間を決めることのできる制度。コアタイムはフレックスタイム制の中で、1日の勤務時刻を定めた時間のこと。TGFではコアタイムのないフレックスタイム制が特徴です。

今後の目標

ゆくゆくは東急グルメフロントを引っ張る存在に

最後に、今後の目標を教えて下さい

白石
私自身、店長として従業員の育成に携わってきました。やはり自分が指導したスタッフの成長を見るのは楽しいです。それが店舗や会社の発展にもつながりますから。ゆくゆくは、現在外部の協力会社に委託している社員向けの基礎的な研修は、自分がトレーナーとして教えられるよう勉強に励んでいます。
高砂
まずは1日でも早く、白石さんや堀さんのような店長になることを目指しています。店舗は社員だけで回すことはできません。パート・アルバイトスタッフの存在あってこそのお店です。従業員が楽しく働き、そしてお客様に喜んで頂ける店舗をつくりたいです。
雨宮
私は入社してきたばかりですので、TGFについての理解がまだ足りていないと感じています。まずはTGFが展開している全店舗に足を運び、現場の最前線がどのような仕事をしているのかを知りたいです。そこから自分に何ができるのかを、改めて考えてみます。将来的には店舗勤務も含めて、様々な仕事に挑戦することで、とりわけ女性社員にとって「働く母」のモデルケースになれたらと思います。
TWG Teaの国内全店舗の認知度を高め、リピーターをさらに増やし、売上向上につなげることが目標です。TWG Teaには260種類もの茶葉がある他、外国人のお客様も多く、専門知識も販売力も求められます。苦労も多々ありますが、社員・アルバイト問わず働いてくれているスタッフ全員に、TWG Teaの仕事が楽しいと感じてほしいと願っています。そのためにも、スタッフ個々の良さを存分に引き出せるよう、商品知識やサービス教育を徹底し、体制づくりを整えたいと思っています。
白石
立場は異なりますが、TGFの社員はそれぞれが明確な目標を持っています。将来的に、ここにいる4人がTGFを引っ張る存在になれたらいいですね。

最後に

東急グルメフロントは様々な業態の店舗を運営しており、社員は複数のブランドを経験することで、多面的な視点を持つ人材に成長できます。また女性社員が増える中で、会社としても個々のライフプランに合わせ、柔軟な働き方が可能な制度の整備を進めています。まだまだ課題は多くありますが、困難な壁にぶつかりながらも、仕事を通じて確かな成長を遂げている社員の姿を見ると、将来が楽しみです。(採用担当一同より)